ー壁紙リフォームの相場とは?費用のポイントと安く抑える方法を紹介ー
「壁紙が汚れてきたからそろそろ張り替えの時期かな」そんなとき、壁紙リフォームにいくらくらいかかるのか、相場を知りたい方は多いと思います。
相場を知っていれば、業者に依頼するときも提示された見積もりが妥当なのか、悪徳業者ではないかの判断材料になりますので、相場を知っておくことは大切です。
この記事では、壁紙リフォームにかかる費用の相場と、安く抑える方法について詳しく解説していきます。
壁紙の張り替えの相場
クロスの張り替えにかかる費用の相場のポイントを紹介していきます。
ポイント1:クロスの面積
ポイント2:クロスの種類
ポイント3:リフォーム会社に頼んだときの工賃
ポイント4:補修の必要性
ポイント5:家具の移動や養生
ポイント6:部屋別の費用
ポイント1:クロスの種類
クロスの張り替えにかかる費用として、クロス自体の価格があります。
クロスは大きくわけると、賃貸などで多く使用されているスタンダードタイプと、デザイン性があり機能を付加したハイグレードタイプがあります。スタンダードタイプは1㎡あたり800〜1000円、ハイグレードタイプは1㎡あたり1200〜1500円が相場です。
賃貸などの物件では、単価が抑えられるスタンダードタイプがよく選ばれています。
ポイント2:クロスの面積
部屋の広さごとに使うクロスの面積は違います。
窓や扉があるため、実際の壁面積よりはクロスを貼れる範囲は狭くなりますが、日本によくある部屋の壁面積とタイプ別の相場を下記に挙げていきます。
6畳(壁面積:約45㎡)スタンダードタイプ4.5万〜 ハイグレードタイプ6万〜
8畳(壁面積:約54㎡)スタンダードタイプ5万〜 ハイグレードタイプ7.5万〜
10畳(壁面積:約64㎡)スタンダードタイプ6.5万〜 ハイグレードタイプ9万〜
12畳(壁面積:約70㎡)スタンダードタイプ7万〜 ハイグレードタイプ9万〜
ポイント3:リフォーム会社に頼んだときの工賃
リフォーム会社でクロスの張り替えを依頼すると、クロスの費用、張り替え工賃、廃材処分費がかかります。
クロスの費用は大体工賃込みの価格を表示している場合が多いでしょう。そしてそこに張り替え工賃約5〜8万円、廃材処分費が1〜2万円かかります。
壁紙リフォームの見積もりは、クロスの費用を計算する単位が会社によって異なる場合があります。1㎡と1mでは面積が違いますので注意が必要です。
国内に流通しているクロスの幅は、約90cm、1㎡の一辺の長さは1mですので、1㎡の面積の方が大きくなります。もし見積もりが1m単位で表示された場合、1m単位の料金を0.9で割ると1㎡単位の料金が出てきますので、同じ単位で見積もりを比較しましょう。
ポイント4:補修の必要性
壁紙リフォームをするのに、壁にへこみがあるようなケースは少なくありません。壁紙やクロスは平らなところにしか貼れないので、そういった場合には壁の補修が必要です。
壁紙リフォームはまず、壁のへこみや、大きな傷を補修してから壁紙やクロスを貼っていきます。補修費用の相場は、少しの傷で大体一カ所、約1〜2万円、大きなへこみになると約2〜5万円ほどの費用がかかってきます。
ポイント5:家具の移動や養生
壁紙リフォームの場合、新築ではないので、家具などを何も置いていないことはほとんどありません。ベッドやソファー、テレビ台など、さまざまな家具が置いてあるでしょう。
壁紙リフォームで壁紙やクロスを変える場合、必要な箇所に置いてある家具を移動させなければいけません。家具の移動にも当然のことながら料金がかかります。
費用の相場は、家具一つにつき、約3000〜5000円です。そして、クロスを張り替える際に、床や壁を保護するためにビニールなどで保護をする「養生」にかかる費用の相場は約2〜3万です。
ポイント6:部屋別の費用
壁紙リフォームを希望する部屋によっても価格は違います。
キッチンや洗面所、トイレなどは汚れやすいため、耐久性や耐水性、消臭機能がついたハイグレードタイプを使用することが多く、その分価格が高くなる傾向にあります。どの部屋にはどのクロスが適しているか、職人のアドバイスを受けるといいでしょう。
キッチンは家具や調理器具も多く、施工に手間がかかるので、価格が高くなります。トイレは壁の面積は狭いですが、施行に手間がかかるという点で、キッチンと同様価格が高く設定されます。
逆に、廊下のクロスは施工が楽にできますし、特別なこだわりがなければスタンダードタイプのクロスでも問題ないため、費用を抑えやすい部分です。
壁紙リフォームを安くする方法
できれば壁紙リフォームの価格を安く抑えたい、と考える方も多いのではないでしょうか。
壁紙リフォームを安く抑える方法を3つ挙げましたので、詳しくみていきましょう。
方法1:クロスはスタンダードの無地を選ぶ
方法2:自分でクロスを張り替える
方法3:張り替えでなく、塗り替えを選ぶ
方法1:クロスはスタンダードの無地を選ぶ
大きな柄のクロスは、つなぎ目で柄を合わせる必要があるため、合わせるためにクロスを廃棄することもあります。
それに比べてスタンダードタイプは単価が安いので、スタンダードタイプの無地クロスのなかから選ぶと、その分費用も抑えられます。
最近では、安価なクロスでも色や機能が豊富なものが多く出ているので、お気に入りのクロスがみつかるかもしれませんよ。
方法2:自分でクロスを張り替える
自分でクロスを張り替えると、クロス本体の料金だけですみますので、大きな節約が可能です。
ただし、クロスの張り替えは素人には難しく、クロスの種類を選ぶところから自分でしなければならないため、多くの時間と手間がかかります。さらに、エアコンなどの家電を取り外して施工する必要もあり、故障のリスクが懸念されます。
家全体の壁紙をリフォームする場合や、エアコン近くのクロスを張り替える場合などは、業者に依頼するのがおすすめです。
方法3:張り替えでなく、塗り替えを選ぶ
以前は壁紙リフォームというと、張り替えのみでしたが、近年は塗り替えという選択肢も増えています。塗り替えは、張り替えよりも安く施工でき、短時間ですむと話題の壁紙リフォーム方法です。
単色のみでカラーバリエーションが多くないため、ガラッとイメージチェンジしたい場合などは向きませんが、汚れや傷をなくしてクロスをきれいにしたい方にはおすすめのリフォーム方法です。
塗り替えは施工を行っている業者も多くないので、ホームページをみるか、業者に直接問い合わせをしてみてくださいね。
まとめ
この記事では、壁紙リフォームの相場について詳しく解説していきました。
業者に頼むとさまざまな部分で、費用がかかります。しかし、自分でクロスを張り替えるのはリスクもあり、あまりおすすめはできません。
家具の移動や剥がした壁紙の処分など、業者に頼らずにできる部分を自分で行うだけでも、その分価格は抑えられます。見積もりをしてもらう際に、できるだけ価格を抑えたい旨をしっかり相談してみてください。仕上がり、価格ともに後悔のない壁紙リフォームを目指しましょう。
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