窓ガラスフィルムを貼って台風から暮らしを守る方法を詳しく解説

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窓ガラスフィルムは

窓にフィルムを貼ることで、ガラスの強度を高めたり、デザインを加えたりできる窓ガラスフィルム。
窓の印象を変えるだけではなく、台風や地震で窓ガラスを割れにくくする効果があります。

さらに万が一、窓ガラスが割れる被害が出たときも、ガラスの飛散を抑えることができ、割れたガラスで怪我をしたり、避難経路が塞がったりしてしまう心配を減らせます。

今回は、台風や地震などから暮らしを守れる窓ガラスフィルムの効果などについて、詳しく解説します。

台風の被害

台風で窓ガラスが割れてしまうのは、台風そのものの風の力というより、風によって飛来した物が窓ガラスに衝突したことによるもののほうが多いです。

つまり台風の風圧だけで窓ガラスが割れてしまうことは少ないのです。

風速20mから25mほどの風が吹くと、物が飛ぶ被害が出ます。そのため、ベランダに置いてある植木鉢などを安全な場所に移動させる必要があるのです。

窓ガラスフィルムを貼っておらず、何の対策も講じられていない窓ガラスが割れてしまうと、割れたガラスで怪我をすることがあります。

さらに、割れた窓から入る飛来物によって被害が出たり、割れたガラスが避難経路を塞いだりしてしまうという二次的被害をもたらすのです。

飛散防止フィルムでは

窓ガラスフィルムを貼ったからといって、ガラスそのものの強度が増すわけではありません。窓ガラスフィルムは、窓にフィルムが貼られていることによって、窓ガラスが割れたり、飛散したりすることを防ぐものです。

しかし、台風や地震などの対策を何も講じていない窓に比べれば、窓ガラスが割れたり、割れたガラスが飛散したりすることを圧倒的に防げるため、家と暮らしを台風や地震から守ることに繋がります。

台風以外に窓ガラスフィルムが守れるもの

窓ガラスフィルムが守れるものは、台風や地震などの災害だけではありません。
ここからは、台風や地震以外にも窓ガラスフィルムはどのようなものから守ってくれるか、詳しく紹介します。

窓ガラスフィルムをうまく活用することで暮らしを快適かつ安全にすることができます。

侵入犯罪から守る

窓ガラスフィルムは、窓ガラスを割れにくくする効果があります。そのため、窓を割って鍵を開け、室内に入ろうとする侵入犯罪を防いでくれる効果が期待できます。

もちろん、窓ガラスフィルムを貼っているからといって、窓が絶対に割られないというわけではありません。しかし、窓ガラスフィルムを貼っていると、窓が割れにくくなるため、侵入に時間がかかります。

空き巣などの犯罪者は、鍵をこじ開けるまでに時間がかかると、犯行を諦める傾向にあるという統計結果もあり、何の対策も講じていない窓ガラスに比べると、侵入犯罪を防ぐ効果が期待できるのです。

また、窓ガラスフィルムを貼っていると、外から室内の様子が見えにくくなるため、プライバシーを守ることに繋がります。

紫外線から守る

窓の近くの畳やフローリングが変色してしまったり、家具が日に焼けたりしてしまったという経験はありませんか？日当たりの良い部屋ほど、これらの現象は起きやすいものです。

窓ガラスフィルムは素材によっては、日光による紫外線から室内を守る効果もあります。

窓に紫外線を防止する窓ガラスフィルムが貼られていることで、畳やフローリング、家具などが日に焼けてしまうことを防ぎます。床材や家具の変色や劣化を抑えられるのです。

また紫外線を防ぐだけでなく、遮熱や断熱効果を備えている窓ガラスフィルムもあります。太陽の光によって室内の気温が上がることを抑えたり、室内の熱が外に流れることを防いだりするため、夏は暑さを避け、冬は寒さを室内に持ち込まない効果があります。

そのため、快適に過ごせるだけではなく、光熱費の節約や省エネにも繋がります。

活用術

窓ガラスフィルムには、台風や地震などが起きたときに、ガラスが割れたり、割れたガラスが飛び散ったりしないように防ぐこと以外にも効果があります。

それに加えて、窓ガラスフィルムは、窓にしか使えないわけではありません。食器棚のガラス部分やドアのガラス戸に窓ガラスフィルムをを貼ることで、災害が起きたときに、ガラスが割れることや飛散することを防ぐ効果があるのです。

また、窓ガラスフィルムはインテリアのアクセントに活用することもできます。

色や柄が付いている窓ガラスフィルムも市販されており、これらを取り入れることで、キッチンや部屋の雰囲気を変えられます。また剥がせるタイプの窓ガラスフィルムであれば、季節に合わせて貼り替えることで、手軽にインテリアの印象も変えられるのです。

◾︎緊急時には窓ガラスフィルムの代替えを

「台風が進路を変えて、予想以上に迫っている」「窓ガラスフィルムを買いに行くのが危険」「でも何か台風の対策をしたい」というときには、段ボールをガムテープまたは養生テープで窓に貼ることで、応急処置ができます。

段ボールを用意できないときには、養生テープを米印の形に貼るだけでも、何も対策を講じないより、窓ガラスが割れてしまったときにガラスの飛散を防げます。

しかし、これは一時的な対策でしかなく、また窓が割れたり、飛び散ったりすることを防ぐ機能は、窓ガラスフィルムを貼ったときに比べると遥かに劣ることを理解しておきましょう。

台風が過ぎ去り、安全が確保されたら、窓ガラスフィルムを貼って、対策を講じることをおすすめします。

まとめ

ここまで、窓ガラスフィルムを貼ることで、台風や地震などの被害から、暮らしを守る効果があるとお話ししました。

窓ガラスフィルムには、窓ガラスを割れにくくしたり、万一割れてしまった場合でも、ガラスが飛び散らないようにしたりする効果があります。

また窓ガラスが割れにくくなることから防犯効果があり、素材によっては、紫外線を防止したり目隠しになったりするものもあります。

窓ガラスフィルムは、ホームセンターなどで市販されており、剥がせるタイプのものであれば季節や気分によって自分で貼り換えられます。

しかし、大きな窓の場合や、窓ガラスの状態によっては、窓ガラスフィルムを貼るときに、ヨレたり窓ガラスを傷つけてしまう場合も
あります。

窓ガラスフィルムのヨレや傷を避けるためには、専門の業者に依頼するようにしましょう。窓ガラスの状態を確認してもらいながら、窓ガラスフィルムを貼ってもらってはいかがでしょうか。